土台作り
「お尻を使おう」という意識が強くなることで、必要以上にお尻を後ろへ引いてしまい、うまくしゃがめない状態に。さらに、お尻に意識が向きすぎることで足裏で床を踏む感覚が薄くなり、スクワットでも力が逃げやすく、ベンチプレスも身体が安定しにくくなっていました。
今回は、まず床を踏む感覚と重心の位置を整えるために、BOSUボールを使ってスクワット練習を実施。最初はBOSUボールの上でも上手くバランスが取れず、どこに体重を乗せるか分かりづらい状態だったため、スクワットだけでなく色々なエクササイズも行いながら少しずつ修正していきました。
少し不安定な環境で動くことで、足裏全体で支える感覚や、どこに重心を置くと安定するかを身体に覚えてもらいます。
お尻を使うことは大切ですが、お尻だけを意識するのではなく、足で床を踏み、全身で支える感覚も必要です。
その結果、しゃがみ動作が安定し、お尻だけに頼らず下半身全体を使えるようになって、スクワットも狙ったところに効きやすくなってきました。
一見するとベンチプレスには関係なさそうですが、足でしっかり床を押せるようになると身体を固定しやすくなり、体幹も安定します。ベンチプレスも上半身だけではなく、足元から力を伝える種目です。足元が安定するとベンチ上でのグラつきも減り、力が逃げにくくなるので、ベンチプレスの安定感や動かしやすさにもつながってきます。
また、スポーツをされる方にとっても足裏の感覚はとても大切です。足の裏で地面を感じてコントロールできるようになることで、切り返しや踏ん張りがしやすくなり、動きの安定性向上や怪我予防にもつながります。
地味に見える練習ですが、こういった土台づくりがトレーニングやスポーツの動きを変えていきます。
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